【もくじ】ホームステイについて知っておいてほしいこと
出発前の準備・心構え
ロサンゼルスは人種のサラダボウルといわれ、英語が母国語でない人がたくさんいます。人種の割合でいうと、ラテン系48%、白人29%… ホストファミリーは白人で英語がネイティブの家族と想像しがちですが、じつはいろんなバックグラウンドを持ち、英語にアクセントのあるファミリーが多くいるということを理解しましょう。
人間同士なので、性格のあう、あわないはあります。文化が違うので、物事のとらえ方、考え方が違うこともあります。しかし、その異文化を学ぶことこそ、ホームステイをすることの特権です。
門限は22時です。安全な日本と違い、海外では観光地の比較的安全な地域でも、路地1本違えば危険な場所になることもあり得ます。そして夜の時間が遅くなればなるほど、危険やトラブルに巻き込まれる可能性が出てきます。身の安全を図るためにも、門限22時は絶対に厳守してください。
お世話になる家族へのお土産はやはり喜ばれます。高価なものは必要ありません。日本の名産品(消費できる食品)などでも充分です。
ホームステイ初日にすること
挨拶・自己紹介をし、家族の一員としての生活をはじめましょう。ホストファミリーは「寝泊まりするだけのホテル」ではありません。それぞれの家庭にあるハウスルールを理解し、滞在する家庭を尊重して、楽しい滞在期間を過ごしましょう。そして必ず家のカギをもらい、カギのかけ方の確認や、ファミリーと連絡先の交換も忘れずにしてください。
電話やテキストが一般的です。LINEでも良いですが、アメリカでLINEはメジャーではないので、LINEアプリをホストに教えてあげてください。
それぞれの家庭には決まりごとがあります。以下を参考にしてさっそく確認してみましょう。
食事の時間は? | What time is a breakfast / dinner? |
お風呂(シャワー)は何時まで使っていい? | When is the latest time I can take a shower? |
洗濯はいつしていい? | When can I do my laundry? |
キッチンの使用について | May I use the kitchen and/or refrigerator? |
外出するときに使用するドアは玄関?それとも裏ドア? | Should I use the front door or back door when leaving? |
Wi-Fiは使用していい? アクセスコードを教えてください? | May I use your Wi-Fi? Could you tell me access code? |
自分の部屋の掃除・寝具の洗濯はだれがする? | Should I clean my own room and wash my linens? |
靴は家の中で脱ぐのか? | Should I take off my shoes in the house? |
皆さんが快適なホームステイができるよう、弊社とホストファミリー間でのルールもあります。下記を参考にしてください。万が一ルールに反することがある場合、弊社に連絡をお願いします。
ホームステイ期間中の過ごし方
朝食、夕食はホームステイに含まれていますが、場合によっては自分で調理したり、一人で食事を取ったりすることがあるかもしれません。特に朝食は、セルフサービスがほとんどです。昼食は滞在費に含まれていませんので、各自材料を購入しサンドイッチなどを持参するか、または各自購入することになります。前日の食事の残りなどを工夫してもいいかもしれません。
自由に使ってもいいと言われたら、遠慮なく使いましょう。冷蔵庫に入っているものを、何でも食べたり飲んだりしてもいいと言われたら、その通りにして問題ありません。日本ではその度に聞くほうが礼儀正しいと思われがちですが、何度も聞く必要はありません。楽しくステイするコツは自分がストレスをためないこと。
食習慣が違う国ではメニューも味付けも違います。好き嫌い無く食事をする努力は必要ですが、どうしても食べられないものは、予めホストファミリーに話しておきましょう。
一般に家庭での食事は大皿から取り分ける料理が多く、どの料理も一口は試してみるのが礼儀です。おかわりが欲しいときも、遠慮せずにおかわりしましょう。一方で、日本のようにおかずの種類は多くなく、ワンプレートの食事も多いです。もし足りない場合はホストに話してください。
家族の一員として生活する上で、家事手伝いは当然のことです。自分の部屋の整理整頓はもちろんのこと、掃除機や食器洗い機、洗濯機や乾燥機など家電の使い方から、ゴミの出し方やリサイクル方法など日本との違いも多く、アメリカ一般家庭生活を通し日米文化の違いを知ることができます。家事に積極的に参加することにより、ホストファミリーとの良いコミュニケーションも図れます。
欧米では1つの部屋の中にバスタブ、シャワー、トイレが一緒になっています。バスルームのトラブルは海外からの研修生が起こしやすいもののひとつです。次のことに気をつけましょう。
お風呂/シャワー
バスタブにたっぷりお湯を溜めて肩までつかることは少なく、普段はシャワーで済ませます。バスタブがないこともあります。カーテンは裾を浴槽の中に入れて垂らし、きちんと閉めて外に水を漏らさないようにしましょう。カリフォルニアは水不足ですので、シャワーの時間はなるべく短く、済んだあとは、他に使う人のことを考えきれいにしておきましょう。夜は何時までシャワーを使ってよいかを確認しておくこと。また、他に使う人がいたら、時間など相談するのもトラブルを避ける方法のひとつです。
トイレ
欧米では使用時間以外はバスルームのドアは開けておきます。日本の習慣で、使用後ドアを閉めてしまったために、ホストファミリーがずっと待っていたというようなこともありますので、使用後はドアを完全に閉めずに少し開けておきましょう。
ホームステイは、ホテル滞在とは異なります。滞在中に使用するシャンプー・石鹸・歯ブラシ歯磨き粉・タオル等は各自用意してください。またそれらは帰国時、自分でしっかり持ち帰るか、処分してください。
全自動洗濯機、乾燥機が普及しており日本のように毎日は洗濯せず、1週間に一度程度まとめてするのが普通です。ホストファミリーと相談して洗濯日や時間を決めておきましょう。一般的に洗濯物は外に干さず、乾燥機(Dryer)で乾かすので天候の心配はいりませんが、乾燥機を使うと衣類が傷みやすいので、丈夫でアイロンのいらない素材の衣類を持っていくことをお勧めします。
基本的には開けておきますが、着替えや勉強のときにはファミリーに一言伝えて閉めるようにしましょう。勉強など邪魔されたくないときや寝るとき以外は、なるべくドアを半開きにしておきましょう。
ベットメイクをはじめ自分が使用している部屋は、常に自分できれいにしておいてください。掃除機、洗剤などは日本と違うタイプのものが多いので、あらかじめ使い方をホストファミリーに確認しましょう。
カリフォルニアではレストラン・カフェ・ビーチ・公園などの公共の場所での喫煙は、法律で禁じられています。法律を厳守してください。罰金の対象となりますので注意が必要です。
ホストファミリーにもそれぞれ予定がありますので、自分で出かけるのであれば、現地オペレーターが主催するツアーに申し込むのはひとつの手です。このときの予約手配は各自でしていただきます。お友達同士で出かけるのも良いでしょう。また欧米では宗教が生活に深く結びついていて、多くのファミリーが毎週日曜日に教会のサービスに出かけます。アメリカの文化を知りまた新しい出会いを期待できる社交の場。もしホストファミリーが出かけるのであれば、連れていってもらうのもアイディアです。
外出時には行き先と連絡方法、また帰宅時間を必ずホストファミリーに伝えてください。他人である研修生を預かることは、ホストファミリー側の責任も重大です。無断外出や、帰りが遅くなったりすると警察が出動する大騒ぎになることもあります。帰宅時間が約束した時間よりも遅れる場合は、必ず連絡を入れ、夕食にはできるだけ遅れないようにするのもマナーです。夕食が必要なくなった場合は、早めに伝えましょう。また研修時の門限は22時です。必ず守ってください。
友人を家に招くときは、予め訪問時間を決めて、ホストファミリーに話しておき、招いた友人は必ずホストファミリーに紹介します。ホームステイ先に友人や知人を泊めることはできません。
ホストファミリーが家族や友人を呼んでホームパーティを開く機会があるかもしれませんので、誘われたら気軽に参加してみましょう。服装はほとんどの場合普段着で問題ありませんが、一応ホストファミリーに確認してください。またホストファミリー主催のパーティーでは、ホストファミリーの一員として準備を手伝いましょう。
現金やパスポートなど大切なものを、人目につくところに置いておくのは無責任です。自己管理をしっかりするためにも、自分のスーツケースに入れて鍵をかけるなど工夫しましょう。
日本に帰国してから
日本に帰国したら、まず無事到着したことをホストファミリーにも知らせましょう。そして改めてメールを送るなどして、感謝の気持ちを伝えましょう。一緒に写真を送るといいかもしれません。メール連絡や、クリスマスや誕生日などにカードを送るなど、長く付きあえる関係を保ち続けたいものです。
この内容は我々の公式Instagramに投稿しています。
その他にも、滞在期間中に役立つ情報を載せていますので、ぜひ確認してみてください🧐