インターンシップ体験談:課題解決型コース
明治大学経営学部 2年生(参加当時)光岡杏栞さん
参加理由
英語力の向上だけでなく、経営学部で学んだマーケティングを実践的に活用し、チームで課題解決に取り組みたいと考えていたからです。
参加する前に思っていたこと
すべてが楽しみでワクワクしていましたが、特に心待ちにしていたのは、観光面ではドジャースの試合観戦、業務面では他大学の学生とチームを組んでの課題解決でした。
野球のルールは詳しくありませんが、ユニフォームを着て、友人と一緒に大谷選手がヒットを打ったら歓声を上げることが本当に楽しみでした。
また、業務面では、マーケティングを通してチームで課題を解決し、共通の目標を達成する喜びを分かち合いたいなと思っていました。一方で、自分の考えを伝えることに苦手意識があったため、初対面のメンバーと議論することに不安を感じていました。
インターンシップについて
【行ったタスクとスケジュール】
タスク:マーケティング業務、プレゼンテーション
9:00~ Check-In
今思っていることを1分程度共有し合い、仕事開始!
9:30~ 課題解決型業務
課題解決に向けて皆で活動!
ターゲット層を深く理解するためにSurvey調査を行ったり、団体のことを知るために質問しに行ったり、プレゼン資料をつくったり‥
12:30~ Lunch Time
みんなでランチ! 時にはランチに連れて行ってくださることも!
中華料理、アメリカン料理等など・・ごちそうさまでした✨
13:30~ 課題業務or通常業務
通常業務では、Excelや翻訳などを分担して行います!
17:30~ Check-Out
一日を通しての感想を共有し合い、仕事終了!
実習で印象深かったこと、大変だったこと
私が参加した課題解決型コースの今回のテーマは、日米関係の構築を促進するNGO団体に対して、「若年層を集客し、会員数を増やす新イベントを提案すること」でした。
私たちは、新しい提案を行うにあたり、マーケティング3C分析を軸に、その団体ならではの新イベントを企画することを方針としていました。
その中で特に大変だった点は、3C分析のCustomerにあたる、「若年層が異文化交流を目的としたコミュニティに何を求めているか」について理解する段階です。そのためのSurvey調査の設計をチームで議論する中で、「何を知りたいのか」「回答結果をどう活かすのか」といった話の論点が何度もずれ、共通認識を持つことがとても難しかったです。また、計画上この日までに仕上げなければ間に合わないという締め切りが迫る中で作業を進める必要があったため、大きなプレッシャーも感じていました。しかし、その困難を乗り超えたからこそ、チーム全員が妥協せず、課題と向き合う姿勢を身につけることができたと思います。私自身にとっても、チーム活動への向き合い方を大きく変えるきっかけになりました。
以前の私は、「どうせ誰かがやってくれるだろう」という受け身の姿勢でチーム活動に取り組んでしまっていました。しかし、Surveyの準備の際にスタッフから「議論をしているとき、誰かが言い出した後に便乗していて、まだ自分事として課題に向き合えていない」と指摘を受け、その言葉にはっとさせられました。以降は「自分に何ができるか」を常に考えるようになり、特に回答数があと4件で目標に届かないときには、チームメンバーを誘い、対象者への声かけを行いました。その結果、二日間の実施で目標の件数を達成することができ、チームに貢献することができたという手ごたえを感じることができました。
当時は嫌な汗が出るほどでしたが、今振り返ると、この経験こそが私にとって大きな転機だったと感じています。
実習中に最も努力したこと
実地研修で最も努力したことは、チーム活動への向き合い方を変えることです。
先に述べたように、研修当初は、言われたこと、与えられた役割だけをこなす「他人事」の姿勢でチームに関わっていました。しかし、それではチームの目標達成に貢献できないと気づいてからは、「自分ごと」として積極的に関わるように行動を少しずつ変えていきました。
ホテルでの共同生活について
よかったこと・悪かったこと
良かったこと:仕事から疲れて帰ってきたとき、ドアを開けるときれいにベッドメイキングをしてくださっていたことです。疲れからの解放感と贅沢感を感じながらベッドで心地よく寝ることができました!
洗濯機や乾燥機、冷蔵庫、レンジ、調理器具等、生活用品がすべてそろっていたこと。
ホテルのスタッフがみな笑顔で挨拶をしてくれたこと。
大変だったこと:大変だと感じたことはなかったです。
ホテルでの共同生活で努力したこと
昼・夜は自炊だったので、お昼はホテルの朝ご飯をもっていったり、夜はスーパーでレンジでチンできるものを買ったりして、できる限り節約していました。
また、毎日ビタミンをとることを心がけていました。
私自身おなかが弱いので、偏った食事にならないように、スーパーで野菜を買ったり、ホテルのフルーツを食べたりしていました。
本プログラムを体験してみて
本プログラムで得られたことと、今後の活かし方
私は本プログラムを通じて、「チームで成果を生み出すことの価値」を強く実感しました。
新プロジェクトを提案する過程では、兆しが見えたら再び壁にぶつかることの繰り返しで、頭を抱えることが多くあり、正直きついと思うことが多かったです。
それでも「妥協して投げ出すことは絶対にしたくない」という思いが常に根底にありました。それは、どんな壁に直面しても、そのたびにチーム皆と真剣に取り組み、乗り越えることができたからだと思います。最終的に、団体のボードメンバーという名高い方々の前で発表し、努力を大いに称えていただいたときは、本当にうれしく、達成感をチームで分かち合うことができました。発表を終えて帰るときも、安堵と達成感でより一層絆が深まったように感じました。また、そしてその瞬間こそが、私が今後大切にしていきたい価値観に気づかせてくれました。だからこそ、これからのキャリアも『チームで成し遂げること』を軸に考えていきたいと思います。
同時に、今後大切になるビジネススキルについても、自分なりに考えることができました。 特に重要だと思ったのは、“相手の状況や背景を理解しながら、適切に対応していく力”です。
例えば、自分の考えをチームに伝えるときやプレゼン資料を作るとき。どうすれば自分の思いを相手に正確に伝えられるのか、どのグラフを使えば相手を最も納得させられるのか。LCEUSAのスタッフの方が言っていた「相手の脳内に自分の脳内と同じものを描く」という表現には、とても納得させられました。三週間のインターンを通して、この「相手を意識すること」が本当に難しく、何度も苦労しました。ただ振り返ってみると、どんな仕事をする上でも、人と関わる以上は常に相手のことを考えて対応していくことが求められるのだと実感しました。
だからこそ、これから大学で本格的に始まるゼミ活動などのチーム活動でも、この学びを意識しながら取り組み、相手に応じて柔軟に対応する力を育んでいきたいです。
このプログラムを後輩や友人に薦められそうですか?
Yesであれば、その方々へメッセージをお願いします!
Yes!
当プログラムは、自分の成長に確実につながると同時に、人生において大切な“キャリア”を築くための第一歩になると思います。
参加前は、楽しみな気持ちの一方で「社会人と一緒に働くなんて初めてだけど大丈夫かな?」「ましてやアメリカで働くとなると、自分の意見をたくさん言わされるかも…英語も自信ないし…」と、不安を持つ方も多くいらっしゃると思います。実際、私もそうでした。
でも、初めてのことに挑戦したり、逆境に立ち向かうからこそ得られる新しい気づきがあり、それが今後の自分の成長につながるのだと、この三週間を通して強く感じました。
このプログラムには、その価値がぎゅっと凝縮されています。キャリアアップに前向きな人であれば、間違いなく「充実した三週間だった」と思えるはずです!
だからこそ、”Work Hard! Play Hard!” のマインドを持って、恐れずにこのプログラムに挑戦してほしいです!
