インターンシップ体験談:日系コミュニティNPO団体
慶應義塾大学1年生(参加当時) 小里勇真さん
参加理由
英語力向上と異文化理解。もともと大学生の長期休暇には海外に行きたいと思っていましたが、語学学校で勉強するのはちょっと刺激に欠けると思い、さまざまなプログラムをネットで調べたところ、このプログラムが一番刺さったので参加しました。
参加する前に思っていたこと
日本でも経験をしたことのないインターンシップをアメリカで、英語でやるというところに非常にわくわくしていました。大きな不安はなかったですが、物価の高さは覚悟を持っていきました。
インターンシップについて
実習先の日々の仕事
実習先は、日系コミュニティNPOでした。
・キッチン業務(パンのカット、コーヒーの提供、他ボランティアや利用者との交流)
・フロント受付(電話応対含)
・ポスター作成
・翻訳
・ペンキ塗り
・ドアの修理
・本棚整理
実習先での1日の流れ
9:00 出社
-12:00 キッチン業務
-12:45 昼食
-15:00 フロント業務
-17:00 ポスター作成
17:00 退社
※あくまでとある一日の日程です。
実習で印象深かったこと、大変だったこと
とにかくいろいろな人と話しました。みんなとても親切な人だし、何かしら日本と関係のある人であったため、話しやすかったです。施設の利用者は日系1世の方もたくさんおり、日本語で話しかけてもらえることも多かったです。中でも学校では習ったことのないような日系人の苦労や日米関係について、実際に戦争を経験された方からお話をしてもらい、自分の無知を恥じたことが印象に残っています。反対に翻訳作業は少し苦労しました。基本的に日本語のわかる方は少ないので、自分の出したものがそのまま使われるというプレッシャーがあったためです。電話の応対も全然聞き取れなくて苦労しました。
実習中に最も努力したこと
なるべくいろんな人と話すこと、その人の人生について聞くことを意識しました。職場は流動的でやりたいことをやらせてもらえる環境にあったので、あまり話したことのない人がいたらその人の業務を手伝うとともに様々な話を聞きました。私の英語力では、講演会のように自分がひたすら話す場面がたくさんあると厳しいので、相手の方の人生について質問をするという形でコミュニケ―ションをとっていました。
ホームステイについて
よかったこと・悪かったこと
まず、インターン先まで徒歩20-30分という立地がよく、私はラッキーでした。ホストファミリーもとてもいい人で、基本的にはプライベートを尊重し、干渉してこないが、夕食など私が顔を出すとたくさん話してくれる、という人であったため不満は特になかったです。大きな1人部屋で自分専用のトイレ、シャワーがついていたのもうれしかったです。大変なことはあまりなかったですが、強いて挙げるとすればホストマザーが仕事を家でもしていることが多く、話しかけにくいときがありました。
ホームステイで努力したこと
夕食の時にたくさん話すことです。平日はインターン、休日は友達と遊びに行くという感じでホストファミリーとの関わりは夕食くらいしかなかったので、毎日1時間半から2時間くらい話していました。アメリカ人はやはり話すのが大好きなため、基本的には聞いていて、たまに自分の理解を確かめたり、質問をしたりしていました。
本プログラムを体験してみて
本プログラムで得られたことと、今後の活かし方
以前より素直でいれるようになったことです。思ったことをほぼそのままいうアメリカ人と生活することで自然と自分もそれに少し近づいたと思います。私は日本人なので、もちろん彼らほどまっすぐではいられないですし、そこまでまっすぐでありたいとも思わないですが、少なくとも今よりはまっすぐな人間でありたいと強く感じました。自分に嘘をつかないという意味の素直さと相手のことばをしっかり受け止めるという意味での素直さ(こちらは主にビジネス研修にて)のどちらも学べました。今後の成長のきっかけになってくれると信じています。
このプログラムを後輩や友人に薦められそうですか?
Yesであれば、その方々へメッセージをお願いします!
Yes. ロサンゼルスは日本人、アジア人がとても多く、アメリカ色を持っていながらアジア文化もあるような地域なので異文化に触れる入口としては最適だと思います。観光地もたくさんあるし、なにより気候が最高なので楽しいです。