インターンシップ体験談:コンサルティング会社
東京大学生命科学・工学専修 3年生(参加当時)H.Iさん
参加理由
このプログラムに参加した理由は、アメリカでの就業体験を得ることで、将来グローバルな環境で働くとなった時の考え方や心構えを身につけたいと思ったからです。以前から海外での生活や仕事に興味があり、特に多様なバックグラウンドを持つ人々の中でどのように働き、コミュニケーションをとっていくのかを自分の目で見て体感したいと思っていました。このプログラムでは、ただ語学を学ぶだけでなく、アメリカに進出している企業で実際に働きながら現地の文化に深く触れることができる点がとても魅力的だと思い、参加を決めました。
参加する前に思っていたこと
長期で海外に行くのもホームステイも初めてだったので、現地での生活に慣れることができるか不安でした。しかし、参加前に様々な説明資料や動画があったので、アメリカでの生活がどのような感じなのかを事前に具体的に想像することができました。また、動画の中でカリフォルニアやロサンゼルスの歴史や文化を知り、関係する名所を調べてどこに行くかを考え、わくわくしていました。
インターンシップについて
【行ったタスクとスケジュール】
実地研修は、日本企業の米国進出をサポートするコンサルティング会社で行いました。日本の医療機器会社や食品会社がアメリカに製品を輸出する際には、FDA(アメリカ食品医薬品局)の規制が適用されます。このFDA規制への対応をはじめ、アメリカ市場での調査やマーケティングサポートを行っていました。研修では、いくつかのプロジェクトに携わり、主にリサーチ業務や資料作成をさせていただきました。
行ったタスクとして
特に決まった流れは無く、9時に出社し、12時半から13時半までお昼休憩があり、18時に退社していました。リサーチや資料作成など、頼まれた業務の中で優先順位の高いものから行っていました。
実習で印象深かったこと、大変だったこと
このプログラムで特に印象に残ったのは、インターン先の社長のビジネスに対する妥協のない姿勢です。一緒にお仕事をする中で、調査内容の充実度や信頼性はもちろん、限られた時間内でいかに効率よくリサーチを行い、クライアントが求める結果を高い質とともに出すかということの重要性を感じ、そのプロフェッショナルな姿勢に強い感銘を受けました。時間の使い方や成果物の精度、そしてクライアントの期待に応える責任感は、ビジネスの現場でしか学べない貴重な経験となりました。
実習中に最も努力したこと
基本的なことかもしれませんが、報連相(報告、連絡、相談)を行うことです。研修中は主にリサーチ業務が中心で、個人作業が多かったため、任されたタスクを自分が正確に理解しているか、またリサーチの方向性が適切であるかを常に確認することが大事だと考えていました。そのため、進捗状況を定期的に報告し、分からないことがあれば相談するよう心がけました。コミュニケーションをとることで、自分の業務を効率的に進めるだけでなく、調査全体がスムーズに進むように努め、一貫性を持った成果を出すことができるように意識して取り組みました。
ホームステイについて
よかったこと・悪かったこと
良かったことは、ホームステイ先で毎日、栄養バランスのとれた食事を出していただけたことです。アメリカの外食では、バランスの取れた食事をすることは難しかったので、ホームステイ先で健康的な食事が出来たのはとてもありがたかったです。夕食では、ホストファミリーとゆっくりご飯を食べながら色々なお話をすることができ、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。また、ホストファミリーは犬を飼っていたので、一緒に犬の散歩に行けたこともいい思い出です。
大変だったことは、ホストファミリー内で話が盛り上がった時に、英語のスピードが格段に上がり会話についていくのが難しかったことです。自分とネイティブの人との会話のスピードの違いを痛感し、同じテンポでついていけないことへの悔しさを感じることもありました。
ホームステイで努力したこと
朝の時間は、皆それぞれの支度で忙しくゆっくり話す時間は無かったので、夕食でホストファミリーと今日の出来事やその他色々なことについてお話するようにしていました。バックグラウンドの全く異なる人々との交流はとても新鮮で貴重な機会だと思っていたので、日々の生活や行事、宗教や政治のことなど様々なことについてホストファミリーにアメリカのことを聞くだけでなく、自分からも日本のことを話すようにしていました。
本プログラムを体験してみて
本プログラムで得られたことと、今後の活かし方
このプログラムを通して最も感じたのは、自分のキャリアに対する視野が大きく広がったことです。アメリカでグローバルに活躍されている方々のお話を直接聞く機会が多く、今まで描いていた進路に縛られるのではなく、海外で働くことやビジネスを行うことをより具体的にイメージできるようになりました。それにより、もっと自由な発想で将来の選択肢を考えて良いのだと感じるようになりました。
また、英語が得意でなくても、自分の思いがあればコミュニケーションは成立するという実感を得たことも大きな自信となりました。日々のやりとりを通じて、海外で生活し、仕事をすることへの不安が軽減され、むしろ新しい挑戦を楽しむ心構えができたように思います。
今後はこのプログラムで得た経験を糧に、既存の枠にとらわれることなく、自分のやりたいことに正直に向き合いながら挑戦を続けていきたいと思います。グローバルに活躍する方々の姿を思い浮かべながら、自分の成長と新しい道を切り開いていくことに自信を持って取り組んでいきたいと感じています。
このプログラムを後輩や友人に薦められそうですか?Yesであれば、その方々へメッセージをお願いします!
Yesです!
漠然とアメリカに憧れを持っている方でも、将来海外でグローバルに働きたいと思っている方でも、アメリカでの就業体験や現地での生活で得られるものは必ず自分の大きな糧になります!ぜひアメリカというグローバルな舞台で自分のやりたいこと、興味のあることに挑戦していってほしいです!
※こちらの記事は、2024年9月までの本プログラムを運営していたLighthouse (Career Encourage USA)社が主催していた時期の体験談です。
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