インターンシップ体験談:出版社
慶應義塾大学総合政策学部 2年生(参加当時) 新井みさきさん
参加理由
一番想像できない道を選択したかったから。1ヶ月1人で日本から離れるという経験と、LAという立地に惹かれてこのプログラムにすることを決めました。
私は大学1年次から体育会ソフトボール部に入っています。1年目の夏は練習に合宿、そして遠征に追われあっという間に過ぎました。今年も去年と同じように過ぎていく夏休みを想像したらつまらなさそうだなと思い色々見ていたところ、海外旅行をするか国内インターンするか、はたまた海外インターンをしてみるかの3択に最終的になり、一番どういう未来が待っているか想像しがたい海外インターンを選びました。
参加する前に思っていたこと
とりあえずどんな1ヶ月になるんだろうなぁとワクワクしていました。1人で海外もホームステイもインターンもロサンゼルスも何もかもが初めてだったので、一気に色んなこと経験できちゃう!と楽しみな反面、実家から出たことがなかったので、本当に自分は1人で身の回りのこととかお金の管理とかできるのかな?と不安な部分も正直ありました。でも、なんとかなります(笑)(経験済み)
インターンシップについて
実習先の日々の仕事
最終的に仕上げたもの:日本からのLA観光者に向けた「フォトジェニックスポット20選」と「便利なスマホアプリ8選」のWeb記事ページ
・ロサンゼルスで行くべき!フォトジェニックスポット20選 ~定番から最新まで~(Lighthouse)
・体験者がおすすめ!本当に役に立った、ロサンゼルス観光で”使える”アプリ8選(Lighthouse)
- LAのフォトジェニックスポットと便利なアプリの検索と選別
- 競合サイトにどう打ち勝つか自社のサイトの強み分析
- フォトジェニックスポットを回り写真を撮ってくる
- 観光客っぽい人に英語でインタビュー(おすすめのフォトジェニックスポット、スマホアプリを尋ねる)
- アプリを多数ダウンロードしそれぞれの利点や使用頻度、必要度の書き出し
- Web記事の見出しや文章の考案
- 写真の加工や切り取り
- 原稿、画像をHTML形式にし、Webページにする
その他
- 他部署の業務見学(例:営業部署のスカイプミーティングに参加)
- 毎週月曜朝の朝礼に参加し、各部署の進捗報告を聞く
- 毎週水曜朝の勉強会に参加し、お題に関してディスカッションをする
- 情報誌が印刷されている工場に同行
- 「Birds」というアプリの紹介をするために実際にBirdに乗る
- 毎日日報で行ったことや学んだことをメンターに送信
個人的に、日報を書くことはすごい良いと思いました。8:30-17:30という長い時間で自分が何をやれて何ができなかったのか、と、そこで何を感じたか振り返ることで整理でき、次の日の過ごし方に活かせるため。
実習先での1日の流れ
外出ありバージョン↓
8:30 出勤
9:00-10:00 今週仕上げる目標から今日最優先でやることの確認
10:30-15:30 フォトジェニックスポット巡り、外出中にアプリの試用
15:40-17:00 写真選び・Webページに組み込みたい情報の厳選
8:30 出勤
9:00 朝礼
9:30-10:00 スカイプMTG(営業の仕方のロールプレイングを見学)
10:00-11:30 Webページづくりのためのリサーチ
11:30-12:00 メンターによるチェック(午前中やったことを見せる)
12:00-13:00 昼食
13:00-15:00 見出し・小見出し・文章考案
15:00-15:30 メンターによるチェック(途中経過報告、アドバイス授受)
15:30-17:00 Webページに当てはめてみて再チェック(細かい言葉遣いやサイズの修正)
実習で印象深かったこと、大変だったこと
印象深かったこと:
自分が得意だと思っていた「まとめる」という作業が、実は周りと比べて苦手だったと知ったこと。同じインターン先で同じweb編集部署にインターンしていた学生がもう1人いたのですが、同じ作業を隣で行い途中経過を見せ合いつつやる中で、「フォトジェニックスポットの写真加工やフレーム、そのスポットの特徴、またアクセス方法やその写真に一言」などのまとめる作業でかなり差が開きました。自分がやり進めた量の倍の量を簡潔に綺麗にサラッとした文でまとめ上げていて、驚きました。自分が苦手だと思っていることならまだ理解は追いつくのですが、得意だと思っていたことが実はそうじゃなかったという驚きと悔しさがありました。新鮮でした。
大変だったこと:
終日外出なしのデスクワークは想像以上に自由で、何をするか自分で考えるのに苦労しました。実働が8時間もあり、その8時間を生かすも殺すも自分次第。普段大学にて、時間割があって決められた教室に行けばとりあえず何もしなくても講義は受けられる。空きコマ以外はスケジュール通りに動く環境にいかに頼っているかを感じ、仕事をする「社会人」と、授業を受ける「大学生」の違いが見えてそこに慣れるのがはじめは大変でした。
実習中に最も努力したこと
常に何かを得ようと色んなところにアンテナを張ったこと。
社会人と同じように平日の朝から夕方まで1ヶ月働く経験は、この大学生の時期にしかできないと思いました。毎日1つでもいいから「学生」なりに何か得ようと、社員さんの働いている姿や話し方、仕事の進め方を観察して、自分の引き出しに沢山詰め込んで日本に帰国しました。観察していたからこそ、今でも実習先の皆さんが活き活きと仕事をしている姿が容易に想像つくし、自分も刺激的な環境で自分の仕事を楽しんでやりたい!と思い続けることができています。
インターン中使用していた私の全てが書かれている1冊のノートがあるのですが、そのノートの端っこに「今日の気づき:皆さん1人1人パソコンに向かってデスクワークをしていてし~んとしているはずなのに、なんだか心の色!というか声はすごく楽しそうで活き活きと仕事している印象を受け取った」と書かれていました(笑)
ホームステイについて
悪かったことは特にありません。良かったこととしては、すごく自由が効いたことです。出勤時間や帰宅時間、休日の過ごし方を特にあれこれ言われることもなく、私がしたいようにさせてくれたことが一番ありがたかったです。ホームステイで努力したこと
ホストマザーが作ってくれる大量の朝食と夕食を美味しい顔で最後まで食べきること。
余暇の過ごし方
平日の実習後・帰り道のモールでショッピング
・他の参加学生とBBQ
・ホストマザーと近くのビーチに夕日を見に行く
・直帰してホストファミリーと夕飯を食べる、ホームステイ先の犬と戯れる 休日
・サンフランシスコ在住の兄やその友人と会う
・友人とSix Flags、Hollywood、Griffith天文台へ行く
本プログラムを体験してみて
本プログラムで得られたことと、今後の活かし方
一歩目を踏み出した経験があるという自信に繋がり、どんどん新しいことに挑戦できるようになったと感じています。
このプログラムを後輩や友人に薦められそうですか?
Yesであれば、その方々へメッセージをお願いします!
Yes!!!
前述の回答に付随して…
一歩目を踏み出した経験→ほんのちょっとの自信に繋がる×積み重ね=次の一歩の後押しに回る。
何事も1回目ってすごく緊張するけれど2回目って1回目よりもすんなりと行けませんか?
例を挙げると、ジェットコースター。1度も乗ったことのない新種のジェットコースター。見るからに怖そうで乗るのには勇気がいる。けれど1度乗ってしまえば「意外と平気だった」「またやりたい!」「ほかのジェットコースターも!」という感情が沸き起こり次の1歩が出しやすくなると思うんです。それと同じです。今踏み出せば、この先の未来もっと大きな一歩を踏み出せるかもしれない。そう思ったら意外とすぐに決断できました。
そして忘れないで欲しいのが、乗ったら全力で楽しむ。やっぱり乗らなければ良かったと後悔するようであればお金と時間の無駄です。
(ジェットコースターがとにかく嫌いという方にはわかりづらい例ですよね(笑)スルーしてください。)