インターンシップ体験談:アパレルショップ
関西学院大学商学部 3年生(参加当時)竹田結菜さん

参加理由
私がこのプログラムに参加した目的は、将来のキャリアに活かせる視野を広げるためです。高校時代から留学への関心はあったものの、他の活動を優先していたため実現出来ませんでした。そのため、夏休みという短期間で海外で働く経験ができるこのプログラムに大きな魅力を感じました。現在3回生で就職活動を控えていることもあり、「海外で働く」という実体験を通じて、自分に合ったキャリアや強みを見極めたいと考え、参加を決意しました。

参加する前に思っていたこと
楽しみだったこと
希望していたアパレルショップにインターン先が決まり楽しみにしていました。ロサンゼルスという憧れの地で働きながら、ディズニーやドジャース観戦など遊びも充実させたいと意気込んでいました。
不安だったこと
ホストマザーや職場の方、他の参加者たちと仲良くできるか、ESTAの住所入力の仕方を少し間違えてしまったので入国出来るかとにかく不安でした。実際すんなり入国できて安心しました。
e-SIM実際使えるのかな、入国審査は大丈夫かなと他にも沢山の不安がありました。

インターンシップについて
【行ったタスク】
・販売接客
・ポップアップイベントの手伝い
・オンラインサイトの管理
・ディスプレイ
・商品陳列
・梱包
【1日のスケジュール】
10:00 ホームステイ先出発
11:00 出社
オープン準備→お店をオープンする
11:10 パソコンでオンラインショップサイトの確認。売れている物があれば梱包して出荷。
販売接客
12:00〜13:00 ランチ休憩
13:00〜18:00 接客販売
(日によるが、商品選び、ディスプレイなど)
19:00 ホームステイ先帰宅

実習で印象深かったこと、大変だったこと
印象深かったこと
週末に開催されたポップアップイベントで、浴衣を着て緑茶やほうじ茶をお客様に提供した経験です。浴衣姿に「かわいいね」と声をかけていただいたり、抹茶ブームの影響もあり多くの方が立ち寄ってくださりました。私はほうじ茶が好きなので「こちらもおすすめです」と自信をもって勧め、結果、多くの方に購入していただけました。中には会話が盛り上がりそこから友達になる方もいて、毎日「今日はどんなお客様と出会えるかな」と楽しみに通勤していました。
大変だったこと
一方で、初めは試飲を勧めても断られることが多く、英語での声かけの仕方に課題を感じました。そこで友人と工夫してフレーズを何度も試し、反応が良い言い方を見つけて使うようにしました。また、抹茶パウダーの分量が多すぎてしまった際には、何度も調整し、現地の方に好まれる味を探りました。さらに、イベントでは通行人全員に声をかけていたため、試飲のみを目的にされる方や、不審な方への対応に困る場面もありましたが、オーナーがすぐにサポートしてくださり安心して取り組むことができました。

実習中に最も努力したこと
実地研修で最も努力したことは、拙い英語でも積極的にお客様に話しかけ続けたことです。最初の1週間はなかなか自分から声をかけられず、一緒にインターンに参加していた友人が積極的にお客様と仲良くしている姿を見て、自分との差を強く感じました。「このままではいけない」と思い、勇気を出して毎日必ず数人のお客様に話しかけることを意識しました。その結果、少しずつ会話ができるようになり、抹茶やほうじ茶のパウダーを多くの方に購入していただけるようになりました。さらに、お客様から「接客がパーフェクトだ」とオーナーに伝えていただいたと聞き、大きな自信につながりました。この経験から、たとえ不完全でも挑戦し続ける姿勢が成果につながることを実感しました。

ホームステイについて
よかったこと・悪かったこと
・良かったこと
ホストマザーの料理がとても美味しく、私が白米やチーズが好きだと伝えると、何度か用意してくれたのが嬉しかったです。自分の部屋も可愛らしく快適で、家全体も清潔に保たれており安心して生活できました。また、必要なものがあるときには予定に合わせて買い物に連れて行ってくれ、不審者への対応も一緒に考えてくれるなど、とても頼りになる存在でした。
・悪かったこと
一方で、ホストマザーが足を悪くしていたため遠方に遊びに連れて行ってもらうことはなく、交流の機会が限られていました。また、メールや会話が簡潔すぎて少し物足りなさを感じることもありました。性格が少しドライな方だったため、話しかけてもすぐに会話が終わってしまい悩んでいました。さらに、英語が速すぎて初日は全く理解できず、自分の力不足を痛感して落ち込むこともありました。
ホームステイで努力したこと
最初は会話が続かないことに悩みましたが、「相手が話してくれないから沈黙になるのではなく、自分から続ける努力をしよう」と考えました。仕事終わりはできるだけ直帰してリビングで過ごし、悩みや思っていることを積極的に打ち明けるようにしました。また、英語が理解できない時は「分からない」とはっきり伝え、分かるまで繰り返し教えてもらうようにしました。その結果、自然と会話が増え、少しずつ打ち解けられたと感じています。
他のインターン生がホストファミリーと外出している話を聞くと羨ましさを覚えることも多少ありましたが、その分私はプログラムや職場、UCLAの友人たちと多くの場所を訪れることができました。マザーとは家での交流を大切にしつつ、休日は友人と出かけることで、結果的にとても充実した毎日を過ごすことができたと思います。

本プログラムを体験してみて
本プログラムで得られたことと、今後の活かし方
本プログラムを通じて得たことは大きく三つあります。
一つ目は積極性です。英語に自信がなくても勇気を出して挑戦し続けることで成果につながり、行動することの大切さを実感しました。
二つ目は柔軟性です。現地の人の好みに合わせて工夫したり、ホストマザーとの関係を築いた経験から、相手に寄り添って対応する姿勢を学びました。
三つ目は人とのつながりの価値です。お客様や仲間との交流を通じて、支え合うことで困難を乗り越えられることを体験しました。

このプログラムを後輩や友人に薦められそうですか?Yesであれば、その方々へメッセージをお願いします!
もちろんYesです!
迷っている方はぜひ参加してほしいと思います。私自身、就活を控える中で「大切な8月に本当に留学に行って大丈夫だろうか」と最後まで迷っていました。しかし、このアメリカインターンシッププログラムを通じて自分を見つめ直し、長所に自信を持てたり、短所を改善しようと前向きに考えられるようになりました。将来のキャリアを少し具体的に思い描けるようになったのも大きな収穫です。行く前の自分とは全く違う価値観や考え方を得ることができました。
また、プログラムメンバーをはじめ多くの人と出会い、話を聞き、友達をつくれたことにも感謝しています。ずっと憧れていた留学を短期間ながら実現でき、アメリカを選んで本当に良かったと心から思います。もちろん毎日が順調だったわけではなく悩むこともありましたが、仲間と支え合って乗り越えられました。今では「またLAに行って職場の方や友人に会いたい」と思えるほど大好きな場所になりました。
ぜひ皆さんにも、このプログラムを通じて自分を成長させ、多くの出会いと学びを体験してほしいです。
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