インターンシップ体験談:アパレル企業

津田塾大学学芸学部国際関係学科3年生(参加当時) 池野美菜さん

参加理由

このプログラムに参加した目的は、海外で生活してみる経験を積むことと、多様な人種の住む国で過ごしてみることで多様な考え方に触れより広い視野を持てるようになるため参加してみようと思いました。大学1,2年生でコロナ禍になり、思うように海外に行くことができませんでした。高校生の頃から留学してみたいな、と漠然と考えていましたが、そんな意識も薄れていた中、このプログラムを見つけました。大学3年生になり将来を考えていくことが増えてきた中で、海外留学ではなく海外インターンシップをすることで今後のキャリアをより具体的に考えられるところが魅力的だと思ったので参加を決めました。

参加する前に思っていたこと

参加前は海外で1か月間も過ごすことができるということがすごく楽しみでした。また、一か月という一見すれば短い時間の中でありながら、すごく充実した濃い経験を積んで大きく成長して帰ってくるのだろう、という期待もありました。しかしながら、自分一人で申し込んだので友達ができるのか、また、自分の英語力で仕事や生活はできるのか、という不安も少しありました。

同じプログラムに参加した子たちとすごく仲良くなれました。おかげですごく楽しかったです。

インターンシップについて

実習先の日々の仕事

お客様にお出しするInvoice(請求書)を作成したり、自分で作成したInvoiceにある商品の数と照らし合わせながら、実際に運ばれてきた商品を検品したりしました。

バイヤーの方の実際のメールのやり取りから、Invoiceの作成、検品と一連の流れを見せて下さり、どのような流れで日本まで輸入され、消費者の元に届いているのか丁寧に説明してくださりました。

昼休憩には社員の皆さんと一緒にご飯を頂きました。

実習先での1日の流れ

まず、8:30に出勤し、メールチェックを行います。リモートワークされている社員さんもいらっしゃったので、自分たちがどのような仕事をしているのか報告したり、頂いたアドバイスを読んで返信をしたりします。その後、お客様にお出しするためのInvoiceを作成したり、倉庫に届いた商品をチェックし、検品をします。届いた商品をなるべくその日のうちに出荷できる状態にし、業務が終えられるようにしたいので、集中して行いました。また、完成したInvoiceは社員さんの方々にチェックしていただけるよう随時メールにて報告します。間違いや不備があればその都度訂正し、実際にお客様へのInvoiceとして使用できる状態にします。14時ごろになると、FedExなどの運送会社の方が商品を受け取りに来るので、運送会社ごとにまとめた商品を運送会社の方に引き渡します。倉庫はお客様の手に渡る商品を検品する場でもあるので、清潔を保てるよう、時間を見つけて清掃も行います。17時に退勤し、バスで家まで帰ります。

全て自分でカスタマイズできるピンクベリーのヨーグルトがアメリカっぽくって好きでした。

実習で印象深かったこと、大変だったこと

インターン研修で印象的だったのは、実地研修先で働く皆さんがとても素敵な方だったことです。社長の方からパートさんの方までたくさんの人と関わる機会がありましたが、どの人も丁寧に熱心に接してくださりました。おかげで、卸売業がどのような業界なのかあまりイメージがついていませんでしたが、どのようなことに気を付けているのか、など細かいところまで理解することができ、とても実りのある研修期間となりました。

大変だったことは、社員さんの方々からOKサインをもらえるようなInvoiceを作成することです。エクセル作業は授業で行ったことがありましたが、より効率的に、見やすいものを作成することが大変でした。

実習中に最も努力したこと

エクセル作業です。私が作るエクセルが実際にお客様のもとに届く、ということを意識して行いました。その中でも、社員さんから頂く直しを少なくすることを一番意識し、自分で確認して直せるところはすべて直して提出するようにしていました。また、全体を通して、より色々な経験ができるよう、頼んでくださったタスクをどのようにすればより効率的に、正確にできるか考えながら臨んでいました。

ホームステイについて

よかったこと

私のホストファミリーは、お父さん、お母さん、3人の姉妹という構成でした。スポーツが大好きなファミリーで、姉妹たちと一緒に夕飯の後にキャッチボールをして遊んだりとコミュニケーションを取る機会が多く、仲良くなりやすい環境で過ごすことができました。また、期間中に私の誕生日があり、そのことをマザーに伝えると、快くケーキを作ってくださり、皆がお祝いしてくれました。ホームステイは初めてで不安でしたが、すごく良い家族に出会うことができ、もう少し長くいれたらいいなと思っていました。

大変だったことは、5人家族で、複数の人がいっぺんに喋っている環境だったので、何を話しているのか聞き取ることが大変でした。日本語だったら簡単なことなはずなのに、英語だと途端に難しくなってしまっていることが悔しかったです。また、私は今日本では、一人暮らしをしているので、家に家族がいるという環境が最初の内は久しぶりの感覚で慣れませんでした。しかしながら私も3人兄弟なのでいつも複数の人が話す環境が懐かしく、日本に帰ってから自分の家族を大切にしたくなりました。

ホームステイで努力したこと

コミュニケーションを取ることです。私はリスニングやリーディングはできるけれど、スピーキングには少し苦手意識がありました。文章を自分の頭の中で構成することが、すぐにできなくて、英語でのコミュニケーションだとつい自分のことを話すことを怠ってしまうことが多いのですが、ホームステイでは自分のことを話せるように意識しました。具体的には今日の研修では何をしていたかということや、日本では何をしているのかなど、色々な話をしました。姉妹たちもマザーもファザーも私の話を聞いてくれて、言い換えてくれたりしたので勉強になっていました。

本プログラムを体験してみて

本プログラムで得られたことと、今後の活かし方

このプログラムに参加する前に思っていた、一か月間ですごく充実した濃い経験を積んで大きく成長して帰ってくるのだろう、という期待通り、成長して日本に帰ってくることができました。まず人間力が身についたと思います。このプログラムに参加しなかったら出会えなかった、ライトハウスの方や、一緒にプログラムを乗り越えた友達、研修先の方々から様々なことを学びました。特にプログラムを乗り越えた友達と自分のキャリアなど様々な話をした時間はすごく良い思い出です。自分もより色々なことにチャレンジし、実現していきたいと思う気持ちが強くなりました。また、このプログラムを通して、自分のキャリアプランをより細かく考えられるようになったと思うし、自分のキャリアを考える意識を身に付けることができました。今後はこのプログラムで得た様々な力を活かし、やってみたいと思ったことはチャレンジしていき、残りの大学生活も、就職後も、よりよい経験を積んでいきたいです。

このプログラムを後輩や友人に薦められそうですか?
Yesであれば、その方々へメッセージをお願いします!

Yes!

初めは海外で、ホームステイで、しかもインターン研修!?と自分にできるのか不安になるかと思いますが、1か月の間でたくさんのことを吸収し、成長できる抜群の環境が用意されています。日本からでは見えなかった日本の特徴にも気づけるし、自分のキャリアについても深く考えられるようになる絶好の機会だと思うので、英語の得手不得手、学年に関係なく参加してみてください!

合同ビジネス研修中にみんなでBBQをしました。

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