インターンシップ体験談:国際文化交流支援団体

慶応義塾大学商学部 2年生(参加当時)S.Tさん 

参加理由

まだ業界は定まっておりませんが、将来的に海外駐在員になりたいという考えがあり、海外で働くことに関心があったため、大学生のうちに実際に海外での就業を体験してみたいと思い、参加しました。

参加する前に思っていたこと

参加する前は、自分の語学力で生活できるのかが不安でした。これまで、英語に関しては机上の勉強がほとんどで、実際に会話をするということに関しては全く自信がなかったので、ホストファミリーとうまくコミュニケーションが取れるか、不安に感じていました。また、日本とは全く違う治安環境のなかで、ひとりで公共交通機関を使って通勤退勤ができるのかということに関しても、不安を感じていました。

逆に楽しみだったことは、合同ビジネス研修です。出発前から、初めの四日間のプログラムがかなり充実していることがわかっていたので、現地で出会った仲間と参加するのがとても楽しみでした。

インターンシップについて

【行ったタスクとスケジュール】

日本語教室のアシスタントとしての授業参加、イベントにいらっしゃったお客様の対応、資料作成、郵便物の管理、イベントへの参加、現場同行、会議への同行、イベントの会場設、リサーチ等

10:00  出社、エクセルファイルでその日のタスクを確認

10:00~ タスク(資料作成、郵便物管理、リサーチ課題など)

12:00   展示イベントのオープン準備

13:00~14:00  社員さんとお昼休憩

14:00~ イベントが開催される日は、会場設営など、イベントのない日はタスクの続き

18:00  退勤

日によってかなり異なります。夜に開催されるイベントに参加させていただく際には、その分遅れて出社するなど、柔軟に対応していただきました。タスクだけでなく、アートミュージアムへの現場同行など、オフィス外での業務に携わらせていただくこともありました。

実習で印象深かったこと、大変だったこと

多くの業務に携わらせていただく中で、社員の皆さまからたくさんのお話を伺うことができたことが大変印象に残っています。私の実習先は日本文化に携わる事業を運営されている団体だったのですが、日本人以外の方々も多く在籍していらっしゃり、そういった方々がどうして日本に携わるお仕事に就かれたのか、ということや、社員の皆さまのロサンゼルスで働くことに至った経緯など、様々な興味深いお話を伺うことができました。皆さまのお話を伺ったことで、私自身の視野も広がったと強く感じています。また、現地の方々の、日本文化への関心の高さにも感銘を受けました。日本文化に関する展示やイベントにはたくさんのお客様がご来場され、皆さま熱心に質問をされる姿が深く印象に残っています。中には、「日本人よりもはるかに日本文化に詳しいのでは?!」と思うほどの方も多くいらっしゃり、私自身も自分が生まれ育った国についてもっと知見を深めたいと思うようになりました。

大変だったことは、エクセルを使ったリサーチ課題です。私自身がエクセルを使い慣れていなかったこともあり、かなりの時間を要してしまったタスクもありました。

実習中に最も努力したこと

日々多くの方々と交流する中で、常に新しいことを吸収することを心がけて研修に取り組みました。一見単調に思える作業や、社員さんとの何気ない会話の中にも、少し意識を変えるだけで多くの貴重な学びや発見を得ることができます。何気なく過ごしていると見過ごしてしまうような些細なことに関しても、たとえば自ら積極的に日米の違いを探求するなど、工夫を凝らすことで、毎日が新鮮な発見や学びに溢れていました。特に、社員の皆さまや、イベントにご来場いただいた現地の方々からは、計り知れないほど多くのことを学ぶことができました。また、その学びをしっかりと定着させるために、独自の研修ノートを作成し、日々の学びをまとめることも心がけました。

ホームステイについて

よかったこと・悪かったこと

良かった点は、ホストファミリーが本当に暖かく私を迎え入れてくださった点です。緊張している私を優しく受け入れてくださり、到着初日に本当に安心したことをよく覚えています。実地研修が始まる前日、通勤経路確認の日には、マザーが車を運転してくれて、職場の場所の確認も一緒に行なってくださいました。その後も通勤退勤に関しては特に気にかけてくださり、大変ありがたかったです。また、毎日お昼ご飯も作ってくれて、持たせてくれたことも本当に嬉しかったです。休日には一緒にサンタモニカに出かけてドライブをしたり、ビーチに行ったりと、思い出もたくさんできました。とにかく協力的なご家族で、温かい人柄がとても素敵な方々でした。

大変だった点は、強いていうならば水回りです。日本のシャワーに慣れすぎていたせいか、水圧や水温の調整ができないタイプのシャワーには少し苦労しました(笑)。強すぎる水圧と、かなりの熱さのお湯に、はじめはどうしたものかと頭を抱えましたが(笑)、次第に慣れてくると自分なりに工夫する方法を見つけることができました。ただ、この経験も、コンフォートゾーンを脱するという点において、いい経験になったと思います。

ホームステイで努力したこと

マザーと積極的にコミュニケーションを取ることです。食事を提供してくださることを当然だとは思わずに、毎回欠かさずお礼を伝えることを心がけて生活をしていました。

本プログラムを体験してみて

本プログラムで得られたことと、今後の活かし方

このプログラムで、私は数えきれないほどの素敵な縁に恵まれました。ライトハウスのスタッフの皆さまをはじめ、最初の四日間で出会った大学生の仲間たち、合同ビジネス研修でお話を伺った皆さま、UCLAの学生たち、実地研修先の社員の皆さま、そしてホストファミリーなどなど、挙げていったらきりがないほどです。私は現地で出会ったすべての皆さまからたくさんの刺激をいただきました。そして何より、ロサンゼルスで働かれている方々のお話を伺う中で、「私もこうなりたい!」と憧れを抱くようになり、今後の具体的な目標も生まれました。実際、私は帰国後に、「目標に近づくためには何ができるか」を考えた結果、「もっともっと外の世界へ飛び出して学んでみよう」という答えに辿り着き、来年からは大学の交換留学へ挑戦することが決定しました。今後も、交換留学だけにとどまらず、目標の実現に向けて、学んだことを忘れずに努力を続けていきたいです。

 

このプログラムを後輩や友人に薦められそうですか?Yesであれば、その方々へメッセージをお願いします!

Yes!

私と同じように、たったひとりで初めての地に行くことや、語学力、現地の治安などに不安を感じて参加を迷われている方がいらっしゃったら、ぜひ勇気を出して参加してみてほしいと言いたいです。私はこのプログラムに参加して、19年間生きてきた中で一番濃い1ヶ月を過ごしたと思います。もちろん心細さを感じた時もありましたが、勇気を出して参加してみた先には、想像もできなかった素晴らしい出会いが待っていました。大学生の長期休暇の貴重な時間を使って日本を飛び出し、外の世界を体験したことで、私はこれまでいかに狭い世界で物事を捉えていたかを何度も痛感したとともに、新しい世界に触れる楽しさも実感しました。うまく表現できませんが、本当にかけがえのない経験だったと感じます。ぜひ、チャレンジしてみるのがいいと思います!!

 

※こちらの記事は、2024年9月までの本プログラムを運営していたLighthouse (Career Encourage USA)社が主催していた時期の体験談です。

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