体験談:現地小学校でインターン(大学2年生)

アシスタントティーチャープログラム体験談:小学校

九州ルーテル学院大学人文学部2年生(参加当時)髙橋友陽さん

参加理由

私は将来教員になることを目指しており、日本の教育制度を客観的に見るために、外国の教育現場に関わってみたいと考えていました。そんな折、このプログラムのことを知り、参加を決めました。また、子どもの頃から音楽や映画を通じて英語圏の文化に憧れを抱いており、いつか現地の言葉や文化を体験してみたいと思っていました。一方で、それらが日本と大きく異なる土地であるため、問題を解決し困難を乗り越える力を身につけたいと考えました。私の人生において成功体験を増やすということも大きな動機の一つです。

参加する前に思っていたこと(楽しみだったこと 不安だったこと)

小学校やホームステイ先では、Tomと呼ばれていました。

楽しみにしていたことは、日々の生活の中で、英語でどのように伝えれば良いかわかならいとき、自分の知っている単語や文法を使ってどれぐらい伝わるか、挑戦することです。自分の手持ちのツールがどれほどか、またそれらを活用することはできるのか、自分を試すことのできる機会は滅多にありません。数字だけではわからない英語力を知ることをとても楽しみにしていました。不安に思っていたことは治安です。アメリカ滞在中は気を抜かないようにしようと心の準備をしていました。

アシスタントティーチャーについて

実習先の日々の仕事

Walteria Elementary Schoolにて、小学一年生のクラスを担当しました。
行ったことは、授業の補助(スペルや算数等のヒントを生徒に与える)、画用紙などを使った教材の作成、小テストの採点、ポートフォリオの作成、休み時間のアクティビティなどです。

実習先での1日の流れ

  • 8:50~9:00     出席確認など
  • 9:00~10:45   算数(中休み15分)
  • 10:45~12:30 ライティング、文法など
  • 12:30~13:15  昼食
  • 13:15~14:45  特別クラス
  • 14:45~15:12  美術など
  • 15:30 帰宅

実習で印象深かったこと、大変だったこと

一番印象的だったのは、担当したクラスの生徒が保護者の方に、家で私のことを話していたということを聞いたことです。自分と関わることを生徒たちは楽しんでいるか不安だったのもあり、心の底から嬉しいと思いました。一方、大変というか考えさせられたことは、私のクラスの担任の先生が「すぐに答えを教えるのではなく、ヒントを与えて考えさせる」という指導方法を取られていたことです。このことに一切異議はありませんが、紙でパズルを作る授業で、なかなかできずに泣き出してしまった生徒がいたときも、代わりに作ってあげることはできませんでした。その生徒のためにはやむを得ないことでしたが、少し心苦しかったです。

小学校一年生のクラスを担当しました。

実習中に最も努力したこと

しっかり体を休める日を週に一日作ることです。一週目に毎日何かしらしていたため、体調を崩しかけてしまいました。それからは、遊びに行きたい気持ちを抑えて日曜日にはホームステイ先で一日過ごすということに決めました。

この日は教室を出て外で授業をしました!

ホームステイについて

良かったことは、ホームステイの受け入れを何度も経験されているご家族だったので、私との距離の取り方が絶妙だったことです。近すぎず遠すぎずの関係を保って、私のことを気にかけていただいたため、とても過ごしやすかったです。ホームステイで、特に努力したことはありません。

本プログラムを体験してみて

本プログラムで得られたことと、今後の活かし方

私の中で一番大きく変わったと言えることは、英語でのちょっとした会話がスムーズにできるようになったことです。しっかりと考えて書いたり、プレゼンテーションやスピーチで話すことはできていましたが、英語話者の先生と休み時間などに雑談をするときにたどたどしい受け答えしかできていませんでした。しかし、プログラム参加後はより滑らかな会話ができるようになっていました。これが英語力の向上と言えるかはわかりませんが、改善したいと思っていたことなので、この進歩は嬉しいです。

このプログラムを後輩や友人に薦められそうですか?
Yesであれば、その方々へメッセージをお願いします!

Yes!
ぜひお勧めしたいです!費用や将来コロナウイルスなどの問題が解決して、なお参加するか迷っているという方がいらっしゃったら、一歩踏み出してみることをお勧めします!特に英語が苦手だな、という人ほどプログラムの参加後には大きな変化が期待できると思います。